物理療法って凄いんです

学び 物理療法

■今回の記事はこんな人に向けて書いています

⇒電気、超音波の機械はあるけどあまり知らないし機械を信じていない

⇒低周波、干渉派は時間稼ぎでハイボルテージさえあればと思っている

まずはじめに

正直、低周波ってどう思われますか?

 
低周波とか干渉波って使ってる?
 
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時間稼ぎに使ってるよ

物理療法の機械を使っていらっしゃいますか?

干渉波、超音波、ハイボルテージ、ラジオ波いろいろあります。

干渉波や低周波を治療器としてフル活用されている先生はいらっしゃいますか?

【低周波って時間稼ぎ】のイメージをお持ちじゃないでしょうか?

それに、機械よりもやっぱり手技
物理療法 < 徒手療法の先生もいらっしゃるのでは

物理療法と聞くと
分かりにくい
面倒くさい(設定など)
エビデンスが微妙・・
機器が無い
ネガティブなイメージがあるようです

養成校での授業でもサラーっとしか触れられていないのが現状です

でもこれって実はメーカーのせいなんです。
売りっぱなしをしていたから物理療法の良さが全く伝えられていなかった

そこで今回は、物理療法って実は凄いんだということを少しでも知っていただけたらと思います。

物理療法は時間稼ぎじゃない

物理療法はあくまでも補助、大切なのは

①正しい鑑別、評価

②効果的なエネルギーの選択と姿勢

③怪我の原因である体のバランスの改善

僕は全国北海道から沖縄まで多くの先生にお会いしてきました。

一つの院で一年の売上が2億近くいく先生や、
ベッドが2台しかないのに一人で毎月200万円以上継続している先生。

僕の経験からするとこの3つを院の方針に入れられている先生は、

はっきり言ってかなり強いです
経営はとても安定している先生が多い

でも取り入れられている先生は非常に少ない。
習得する時間もかかりますからね。

患者様が求められるのは一回の治療効果より、
再発しない、将来いきいきと生活できる体づくりを求める患者様が増えてきました。


物理療法よりも大切なもの

物理療法はあくまでも補助です。
大切なのは先生の正しい鑑別や評価だと思います。

じゃあやっぱり手技が一番安心だし、安全ということですか?

物理療法は先生の治療をおぜん立てする下地作り

固くなった筋肉を緩めるとき、先生ならどうされますか?

先生自身の手技で温めて筋肉を緩めることもできると思います。
でも、先生は同時に複数の患者様を治療する場合もありますよね。

寒い日に患者様の冷えた筋肉が先生の体温によって温まるまで時間をかけるのはとてもとても効率的には悪い。

1人の方にずっと時間をかけられない時もあるでしょう。

もっと効率よく先生の手をかけずに物理的な刺激を使って温めると、
先生の治療時間が有効活用できます。

それが物理療法のメリット
先生の徒手療法、運動療法を生かすため物理療法で下地を作ります。

そこが物理療法が関与できる部分です。

料理と同じで温めるべき食材は温める道具を使います。
冷やす食材は冷やす道具を使う。

物理療法もそれと同じで目的にあったエネルギーを選ぶのが大事です。

あとは、ポジショニングもとても大切。
ストレッチを行う時も正しいポジショニングがあるように、
物理療法を使う時も正しいポジショニングがあります。
それいついては別のブログで取り上げています。

昨今増えてきたのは治療→卒業ではなく
評価→治療→運動
運動は最善の良薬です

導入される先生が多い評価機器
体成分分析装置インボディ370
広くない院内でも使える運動機器
医療系EMS【JOYトレ】

物理療法の種類

物理療法って?

・温熱療法 

・寒冷療法 

・光線療法 

・水治療法 

・電気療法 

・バイオフィードバック療法 

・力学的危機を用いた治療法

などがあります。

物理療法に期待できる効果

じゃあ物理療法はどんな症状に効くのか?

早期の疼痛緩和

ハイボルテージ、EMS、US(超音波)、RF(ラジオ波)、ショックウェーブ(衝撃波)EMSは筋トレだけじゃなく、筋を短時間で緩めることができるのでヨーロッパでは疼痛緩和に使われています

深部までの温熱作用

深部まではホットパックは届きません。
表面上を温めてあげるのであればホットパックでも十分
USの場合は深さ6センチまで届き、
SW(超短波)であれば8センチまで。
ラジオ波の場合は電極と電極で挟んだところは全て温熱が届く

組織の修復

打撲、骨折、オペ後の創傷治癒にはMCR(微弱電流)、LIPUS(低出力パルス超音波)、RF(ラジオ波)、ショックウェーブ(衝撃波)

筋力の低下予防

筋肥大、筋低下予防にはEMS 

神経の痺れ、片麻痺の回復

ヘルニア、狭窄症にはHV、EMS、US、RF(ラジオ波)

電気、温熱、衝撃波は世界の三大エネルギー

これが物理療法に期待できる効果です。
先生の院にいらっしゃる患者様はほぼほぼ物理療法で対応できる方も多いと思います。
でも、その為には先生方による

正しい鑑別&検査

症状によって物理療法を使い分ける

この2つがあってこそ物理療法はお役に立てますね

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